スクラップビルドの時代は終わり、これからは新世代リフォームの時代です。
新世代リフォーム(第3のリフォーム)とは、既存の建物の現状の調査診断を行い、その調査結果をもとに経年劣化の著しい部分はリフォームします。綺麗になれば使用出来そうな部分は復元工法(特殊クリーニング)を行い、新設時に近い状態に戻します。
リフォームと復元工法を組み合わせる事で建物の保全及び工事費の削減と環境にやさしい工事を実現する事が可能です。
これを弊社では新世代リフォーム(第3のリフォーム)と位置づけしております。
弊社では復元工法(特殊クリーニング)を行っているメーカー及び専門会社と提携し、プロジェクトを展開しております。
長年の実績と経験を活かしたリフォーム工法と復元工法(特殊クリーニング工法)と両社のそれぞれ専門性を活かし融合させることでより効率的かつより高度な技術提案を行い、お客様のニーズにお応え致します。
復元工法とは、現状の物を限りなく当初の綺麗な状態に復元させる特殊クリーニング工法の事を言います。
アメリカではかなり実績と歴史のある技術です。
まだまだ使えそうなのに、シミやヨゴレ(錆・カビ・エフロ等)がひどくて取り替えないと無理と思える様な汚れも、この特殊クリーニング工法を使用すれば、驚く程綺麗に復元されます。
特に、エントランスアプローチ等の石貼り・タイル貼りの改修を行う費用が大きい所にはその効果が発揮され、残材等の処分費が出ないので環境にも優しい施工方法です。
施工費に於いてもコストダウンを図る事が出来ます。
ただし、破損部分やすれ部分などは復元出来ませんので、こちらは補修工事をされる事をお勧め致します。
また、重度の汚れが長い間付着していた場合等は、一度での効果発揮は難しい場合もありますので、その様な時は何回か施工実地される事をお勧め致します。
東京都大田区 A邸の玄関アプローチレスとレーションの施工事例です。
玄関アプローチに長年に渡り染み込んだ汚れが見られます。
原因は、横にある樹木で日差しが遮られ藻が発生したのとカビによる黒ずみの様です。
汚れを落とすのにかなり手間はかかりましたが、
当初に比べて、目立たない位までは綺麗になりました。
東京都大田区 Kマンション (総戸数=40戸)
廊下手摺壁・バルコニー手摺壁のレストレーション施工事例です。
この建物は、築年数が約15年ほどで、一度も改修工事をされておらず廊下、バルコニーの手摺壁の雨だれ跡が目立っており、この雨だれを出来るだけ費用をかけずに綺麗にしたいとのご要望でした。
約15年何もされていない状況でしたので、レストレーションの効果が発揮するには、経年劣化が進んでおりどこまで綺麗になるかが懸念されました。
レストレーションで汚れに関しては綺麗に除去出来ましたが、驚くべき事に経年劣化により雨だれで塗膜表面が侵食されており、雨だれ跡が残った様に見える状態に仕上がりました。
最終的には塗装を行い仕上げる事になりました。
本来、塗装工事を行えば、施工方法としては、
①ケレン及び高圧洗浄⇒②下地処理(クラック処理等)⇒③プライマー⇒④塗装2回塗り
が標準施工方法です。
今回は、近年に大規模修繕工事を予定されているとの事でしたので、標準施工方法ではありませんが、お客様の要望により
①レストレーション⇒②塗装1回塗り
という施工をしました。
塗装1回塗りではありますが、熟練工による塗料を通常の1.2倍の量を使用しての施工をしましたので、塗膜は2回塗りに近い状態に仕上げてます。
このことにより予算的には、通常塗装を行うよりコストダウンを図る事が出来ました。